その結婚式は、驚きと不思議にあふれていた。
新郎の彼との出会いは、28年前のある講演会場。
壇上で話す講師をよそに、私は背後が気になって気になって。
不思議に惹かれる何かが私の首を振り向かせてしまうのです。
その何かは・・・なんと! 
妊婦さんの大きなお腹から放たれていたのです。


 とても明るく広やかなエネルギーでした。
「あのう、そのお~」さすがの私もためらったけど、あり得ない現象にその妊婦さんに、声をかけずにはいられません。
妙な話なのに、それを笑顔で受け入れてくれた彼女。
以来、親しい友人になって、今日はその赤ちゃんの結婚式なのです。

新郎の息子さんは、あのエネルギーのまま、明るく爽やかな青年になっていました。
そしてそのエネルギーが、年月と関係性と年代を超えた縁になって、結婚式は驚きと意外が盛りだくさんとなりました。
(写真の両横の新郎新婦の母親の手には、それぞれ生まれたときの体重の赤ちゃんが抱っこされてます)



場面1)発端は私の昨年の台湾旅行で、昔お世話になった中医学の荘淑旂先生のご息女にお会いしたこと。 折しも荘静子先生は著書を刊行したところでした。
(過去のHPケンコー台湾に、楽しい静子先生の様子を書いています。ぜひご覧ください)

私の旅の目的は台湾女医の「荘淑旂先生」が伝える中医学の教えを、日本に紹介することでした。
そしたらご息女の静子先生が、母親の教えを基に著書を刊行したところだったのです。



場面2)本の翻訳は、その息子さんが適任。
だって彼は中国へ留学し、胡弓という近代には珍しい楽器が趣味な人だから。
そして出来上がった翻訳を、静子先生が来日したときに見てもらうことに。
そこに同席したのは、日本語の堪能な台湾の王さん。
この女性がキーパーソン♪

場面3)車を運転しながら、彼は母親にそのときの話をします。
母親はなぜか、彼の話をいちいち反芻します。
「王さん。以前日本にいた。今は保育園を経営・・」
そして母は叫びます。
「あ、その人、私知ってる!!」

場面4)時空は37年前に飛びます。
新米医師だったお母さんが赴任した、病院の看護婦長さんがなんと王さんだったのです。
王さんは、不安ばかりの初心者を餃子パーティに招いてくれたりと、親切にしてくれました。
でも間もなく王さんは台湾に帰国、保育園を作ると聞いてはいたけれど、お互い忙しくなり途絶えていた二人なのに、37年を経てこの結婚式でめでたく再会。



場面5)荘静子先生は、うれしい再会の縁を作った彼の結婚式に列席すると言ってくれました。
静子先生の母は「荘淑旂氏」。
上皇后の美智子様がお声を失われたとき、病状の改善に尽くされました。
荘先生が亡くなられたときに、皇室からお悔やみが届いたほど信頼で結ばれていた方です。

場面6)糸の先はまだまだ伸びていきました。
二年前に台湾で開かれた「国際女医会西太平洋地域会議」に、彼の母は出席していました。
そのときの写真を探すと、なんと荘静子先生が日本女医会の会長と一緒に写っています。
彼の母は大震災での原発事故の後、放射能被害の不安の支援のために入った女医会の国際会議で、
すでにニアミスしていたのでした。

いくつもの出来事が結婚式の場で、時代も性別も超えて一気につながるこの事実。
新郎と良きパートナーとのご縁は、こうして意識が一瞬でつながる “ボーダレス時代”の幕開けを予感させてくれました。
その披露パーティでは曇り空が一瞬で晴れ、それを祝うかのように光が燦燦と注がれたのです。

番外編)そうそう、私自身も、奇遇に出会っているんです。

私の思い出の一番は、ボルネオの密林での動物たちとの出会い。
20年以上も前。森林伐採を危惧する国際会議に紛れ込んで、私はジャングルにいました。

象の家族が、草を鼻でくるりと抜いて口に運びながらこちらに歩いてきたり、頭上からオラウータンがぶら下がって、私たちを珍し気に見ていたり。
木々と動物と虫と人が融合した中にいて、私はあれほど安らいだことはありません。



今も大切なその情景を共有した日本女性がいました。
その人がつい最近、lineにメッセージをくれたのです。
なんと再びの縁の接点は、“韓国”でした。
韓国歌手のコンサートの席で、その隣に横浜から来た私の知人が座りました。
何気ない会話の途中で、成田和子の話が出て??
「その人知ってる!!」となったそうです。♪♪(^^♪

彼女も私を忘れないでいてくれました。
そんなわけで、大阪からはるばる訪ねてくれることに。
あの安らぎを共有できることがあろうとは。


ここにもボーダレス時代がやってきたのです。
何気ないひと時が、そして瞬間の出会いさえも、
地球からの大切な応援メッセージだったのですね。
*****************

丸ごとなりちゃんの4月の予定はこちら。(⌒∇⌒)

4/14 Q&A講座 「祈りを暮らしに取り入れる」 in京王線府中駅横6F

9:50 大國魂神社から国分寺遺跡(1500年をたどるツアー)500円
14:00 各神社、各仏閣の役割に沿った祈り(シンクロが起きる祈り方)
    2000円  申込先: marugoto129@gmail.com

4/15 渋谷ヒカリエ講座  渋谷ヒカリエ8F 当日会場に直接お越しください。
11:15〜12:45 「安らかな死を迎える最期の食事」 参加費2000円
(病人の食改善で知った、食と命の関係)。

4/17 免疫力がつく丸ごと楽々クッキング  メダカの学校 吉祥寺
こちらからお申込下さい http://npomedaka.net/newslist

雑誌掲載があります。♪。♪。♪。♪。

①「いいね」4月号発売中クレヨンハウス刊 医食同源
②「クーヨン」5月号4/5発売  クレヨンハウス刊

あなたの人生の色を添える出来事が、
ここに紛れ込んでいるかも知れませんね (⌒∇⌒)