8月に入ったとたん、35度越えの日ばかり。
容赦ない熱帯夜、湿気もすご~~い!
20年前は33度が最高、でも夜はちゃんと温度下がってた。

近年一番の変化は、東北、北海道も猛暑になったこと。
そこにコロナです。これじゃバテても仕方ない。

“暑熱順化”って、この暑さに慣れることなんですが、

慣れない高温に負けると、こんな症状が出てきます。


① めまい・頭痛・食欲不振・上半身の火照り
② 重だるい・疲労感・息切れ・口や目の渇き
③ 手足のむくみ・冷え・集中力低下・下痢

 

1の行に症状がある人は、暑さ負け

   

 2の行に症状がある人は、湿気負け

  

 

3の行に症状がある人は、冷房負け

 

  これらはどれも「深部温度」が正常じゃなくなります。

 「深部温度」とは⇒脳や内臓、血液など、体の根幹の温度のこと。

      (皮膚体温より、1℃~1.2℃高いのが正常です)

 

  1は、通常より高くなって、高熱時の症状にそっくり。(熱中症に移行)

  2は、上半身は高いので顔色は良いが、下半身は冷えて赤みなし。

  3は、深部温度はかなり低く、全体に冷えが蔓延している状態。

 

 どれも生気を失くし気力体力を損ない、自然治癒力を低下させます。

  ということはウイルスにも弱くなる!! 

 

    ではどうするか?

      「暑熱順化」をする!!

    暑熱順化、・・・つまり暑さに慣れること。

 

  暑熱順化の達人、インド人とトルコ人がこんなことを言ってます。 

 「冷たい物を飲食するなんて生気を削るようなもの」

 「外気温と同じ温度の物を飲食すれば、からだは外気と

  同じになるから暑さを感じない」 

 

 この言葉は、現地であたり前に実行している彼らの、昔からの知恵。

  彼らは何をするのか?  ⇒煮込んだ野菜を食べる。

 

  • インドは、ご存じのカレー。なんでもカレーにしちゃう。 

 

  • トルコも煮込み料理。ライスも野菜と一緒に煮込んじゃう。

 

 共通なのは、スパイスたっぷり。 で、飲み物もホット。 

 

 白湯なら日本人でも簡単に真似できる。(⌒∇⌒)

   そして効果は抜群!!

 

<白湯の作り方>

お水=浄化した水道水。 

火 =ガスか電気 (レンジは不可)

容器=やかん、または蓋つきの厚い鍋

 

① お湯が沸騰したら蓋を開けて5分ほど弱火にし、

  空気を入れながらブクブクさせる。

② その後、湯呑などに入れて、45~50℃に冷ます。

 

  •  この5℃の温度差は、個々のおいしいと感じる範囲の差。
  •  季節や体調によって飲みやすい温度になるまで、容器を移し替えたりして冷ます。
  •  夏盛りには、47℃が好評でした。
  •  温度は体調や気候によって、のど越しの爽快感が変わります。
  •  これは1,2,3のどんな症状の人にも、万能です。

 

(体内に熱い物を入れると、1・2の症状の人は汗がどっと出て、こもった熱が外に発散されます)

 (3の冷えの人は、体内が温められれば、血液循環が促進されて、冷え解消になります)

 温熱順化は、こうして体の中から順化させていきましょう。

 1週間もすると楽になりますから、ぜひ試してね。

 

   《 付 録 》

 深部体温はこうして測ります。

  • 寝た状態で10分間脇を閉じたままにして、体温を安定させる
  • 体温計の先を上向きにして、皮膚の中に先が食い込むようにする。
  • 脇の奥深くに差し込み、腕で体温計を挟み込む。
  • (このとき体温計は斜め下をむくように挟む。)
  • 10分間そのまま。(途中で終了サインが出ても計っている)

  脇が無理な場合は、口の中や耳の中で測ります。

 その場合も、静かにして体温を安定させてから10分間測ります。

 1・2・3の各症状の対処は、次の投稿をお待ちください。