それは志村けん氏が肺炎で亡くなったり、野球選手などが嗅覚や味覚に異常が起き
ることでも頷けるでしょう。

そのメカニズムが、あまり伝わっていないようなので、健康管理士の資格で分かりやすく解説しますね。

肺・鼻・目などは粘膜で覆われ、常に潤っているところです。

喉(扁桃腺)や、腸の絨毛もネトネトツルツルしてますね。

その潤いの主が粘液(ムチン)。

粘液には【リンパ球】という、免疫ファイターがいて、病原体や異物が侵入していないかと、血中やリンパ管を行き来し、目を光らせています。

でも【リンパ球】にとって、コロナウイルスは新手の敵。

過去の対戦情報にないから、あっさり軍門に下ってしまう。
それどころか、死神に領域を明け渡すほどの怖さで、仲間を増やしてしまう。

「うがい・手洗いを丁寧にして、顔をさわらない」

それを厳重に言われるのは、いつもは頼もしい免疫ファイターも、今回ばかりはオタオタだから。

なので、「人が粘膜を守る」という逆現象で、自身を守らなければならない、異常事態なのです。

だから「うがい・手洗い・目洗い・鼻洗い」。

ただ、鼻洗いは、痛そう!!・・と思うかも。

鼻に水を通して痛い人は、粘膜が腫れているか、傷ついている可能性も。

だってインドの人たちは、紐を使って、鼻から喉の奥まで平気で通すんだから。

漢方ではコヨリの先に薬を塗り、鼻の奥の喉に通すんですよぉ。

そのくらい民間療法は、粘膜を意識しますねえ。

痛いからと、鼻うがいをしないでいれば、粘膜はその部分の修復に忙しく、ウイルスの存在に気づかず、素通りさせてしまうかも。

  大変!!

市販の鼻うがい剤なら、やり易い容器付きなので、初心者にはオススメです。

塩水なら人肌に温めて、スポイトか、スプーンで鼻の孔に入れ片方から出します。

鼻が詰まっていると口から出ますが、それでも有効なので、とにかく左右やってみてね。

三日もやればスッキリ感が癖になりますよ。

桜のハナも、裏側はこんな感じ。
リンパ管のように、枝がハナを支えているんですね。

こんな時節に、いつもより長く咲いて楽しませてくれました。

鼻もハナも、ありがとう。(^▽^)/