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あの暑さで、大泥棒の五右衛門の刑が、
なぜ釜茹だったのか、判明した!!

あれでジワジワ、罪という罪を絞り出したのだ。
それできっと、彼は清くなって成仏できたはず。

私もこの暑さで体中の汗を絞り出し、体はベタベタネトネト
頭から出た汗が、私の鎖骨にポトンとたまる。
汗のシャツは、自分でも驚くほど異様な匂いだ。

こんなにも体に毒素を溜めていたのか!!

現代人の食生活、そして頭ばかりで下半身を動かさない日ごろ。
それは肝にも腎にも負担だったはず。

浮腫みやすい私は、こうして何年分かの毒素を排出して、1キロ減った。
痩せたら、もうそんな大量の汗は出なくな
って、匂いも消えた。

軽くなった体は、暑いのに難なく動けた。
お盆を過ぎたら、もう夏野菜は生じゃ使えない。
そんなところに、安い胡瓜が手に入った。

 

それで日干にした。

ナスは水に浸けてアクを取ったけど、
胡瓜はそのまま皮をむかず輪切りに。
その理由は、皮をむくとカルシウムは7割減。
そして輪切りは、斜め切りよりも劣化が少ないから。

 

8時~15時までで、こんなにしぼむ。
あ、朝顔もしぼんだねぇ?

胡瓜は、ワカメと酢の物に、そして漬物に。

 

これは丸のまま干した胡瓜とセロリの塩漬け

2%の塩を揉みこんで、チャック付きのビニール袋に入れ
空気を抜くだけ。

歯触りもおいしい漬物が、翌日には食べられる。
(前回の朝食には、この即席漬けが入ってる)

酢の物も、生の胡瓜より歯ごたえよし、味も浸みて良し。
お試しあれ ♪

 

そして残りは、胡瓜のキューちゃん漬けに。



生で作ると、何度も煮直さなければならないけど、
干してあれば、二回でOKで味が浸みる。

材料: 干し胡瓜5本分  生姜千切り大匙2杯  細切り昆布5g
調味料:醤油 250cc  砂糖 大5
    みりん 大3  お酢 100cc  塩 大1
(ちょっと甘めにした方が、歯触りがいつまでも残る)

調味料を合わせて、沸騰寸前で火を止め、材料のすべてを入れる。
すっかり冷めるまでそのままにして、ザルの下にボールを乗せて
そのザルに材料すべてを開ける。
そのままにして汁が完全に落ちるのを待つ。

汁を再度火にかけ、沸騰寸前で止め、材料のすべてを入れて、
冷めるまで待つ。

冷めたら汁をこして、再度火にかけ、沸騰寸前で止め、
材料の
すべてを入れて冷めるまで待つ。

これで完成。
チャック付きのビニール袋に入れ、空気を完全に抜く。
冷蔵保存で、秋まで食べられる。

 

「秋ナスは嫁に食わすな」と言われるのは、
秋のナスはアクが強くて、子供を産む人には悪影響があるからだ。
(江戸時代の『養生訓』には「茄子は冷える、多食すれば腹痛下痢になり、
女人はよく子宮を傷ふ」とある)

とは言っても効能はすごい。
薬膳では、体を潤し、熱を取り、利尿し、脾臓を健やかにして
胃を楽にするという薬効がある。

食あたり・のぼせ・歯痛・口内炎・イボ・高血圧
動脈硬化・眼精疲労にも有効なのだ。

 

だから秋ナスは生ではなく、毎年、ナス味噌を作ることにしている。

じつはこれ、小さい時から大好物。
信州名物、おやきの餡に入っていた。
甘い物が苦手な私だから、
オヤツはもっぱらこれだった。

信州は信州みそを使うが、名古屋に住んでからは、赤味噌が癖になっていて、
真っ黒なナス味噌が我が家の定番になった。

たくさん作って常備する。

ナス 4本  ピーマン 5個   玉葱 大1個  
(調味料) ・名古屋の赤味噌 大匙4杯  ・ザラメ 大匙4杯
      ・酒 大匙4杯        ・みりん 大匙4杯
      ・菜種油 適宜  ・下ろし生姜 大匙1 ・香りづけゴマ油  

まず、調味料を合わせ、味噌をよく溶かして、下ろし生姜を混ぜておく。

大きなフライパンに油をたっぷり敷いて、玉葱をよく炒める。
玉葱の量とよく炒める事で、旨味を引き出す。
軽くきつね色になったら、ナスを投入。
油を吸うので、たっぷり油を足す。
ナスに油がからまったら、ピーマンを入れて火を中火にする。
すると水が出てくるので、調味料を入れ
弱火にして、
味噌をからめ、ごま油を振る。

ナスの形が溶けてきたら、味を見て調節する。
火を止め、冷ましてタッパーなどに常備する。

 

これはある日のランチ。
赤いのは塩トマトの液。右下がナス味噌。
そうめんとモヤシとピーマンの炒め物に、これを乗せる。
美味 (⌒∇⌒)

 

お客様料理なら、ナスバーガーに。


 
丸ナスを油で焼いて、ナス味噌を乗せ
豚肉の焼いたものを盛り付ける。

 

そうしてベビーコーンの丸焼き


 
これ、トウモロコシがまだ実っていないもの、
皮ごとトースターで丸焼きにする。

皮をむくとこんな感じ。フフ 可愛い。

ヒゲは前回も話したように利尿効果があるし、
柔らかくっておいしいのだ。

これにまたナス味噌をちょこっと

 

余ったベビーコーンはピクルスに。


 
ズッキーニ・ベビーコーン・人参・セロリ・唐辛子
粒コショウ・ディル・ローリエ・クローブ・コリアンダー
シナモン・ローズマリー・タイム
調味料)トマトの酢・白ワイン酢・千鳥酢・レモン・てん菜糖・塩

酢は一種類でも構わないが、いろんな酢でまろやかな旨味が出る。
砂糖はてん菜糖がやわらかな甘味で刺激がない。
スパイスはあるものでOK。これで半月は持つ。

ズッキーニは、葉酸が多いので貧血予防に、
βカロチンやビタミンBが豊富だから、アンチエイジングに。
そして低カロリー、低糖質。
秋間近な季節の変わり目に、体を癒してくれるはず。

 

あ~森でツクツクボウシが鳴いてる。
オシーツクツク、オシーツクツク。