熱暑のこの夏、熱中症対策に、
水を飲むようにと連呼されています。
でも待って!

これを誰も彼も、全面実行すると、
かえって危ないんです。
 💦

とくに冷蔵庫の冷水や氷の入った水のがぶ飲みは、
ボクたち胃腸には負担。
かえって隠れ脱水を引き起こす場合がぁ。。。


そのメカニズムはこう。

  • 冷たい水を飲むとスーッと涼しくなりますね。

どこが涼しくなっているか分かりますか? 
じつは手足です。(チョット触ってみて、冷たいから)

● がぶ飲みした冷水は胃や腸にどんどん入ります。
  でもボクたちは皮膚温より高い、
 37.2度が必要。。
  
それ以下だと消化機能が鈍り、免疫力も落ちちゃうんです。



だから早く正常温度に戻さなきゃと、
抹消血管から凍えてるボクたちに血液が送られます。

血液が少ないと温度が下がる⇒で、手足が冷える。

  • 手足は感覚機能が集まってる、そして汗腺もいっぱい。
    だから外気をすばやくキャッチして、体温を平熱に維持する。

暑ければ毛穴を広げ汗を出し、体温を下げますよね?
でも、手足は冷えてるから、外気が暑いとは思わない。

それどころか冷たいので、
毛穴を閉じて体温を保持しようと皮膚の扉が閉まる。

すると暑さは体に残る。・・これがこもり熱。

つまり体の内側が煮えるんです!! 

  • 熱のある体は、悲鳴をあげる⇒
    お風呂でのぼせたみたいな暑さ。イライラ。重だるい。
    足がツって痛!!  
    ついに頭ボー、で思考停止。

    ね、冷や水のがぶ飲みでシンドイくなるのは、
    ボクたちだけじゃないの。

    じゃあどうする? 
    白湯(さゆ)がぜったいおススメ。

    厚手のやかんか鍋でじっくり湯を沸かす。5~10分ほど弱火で。

               

白湯を魔法瓶に入れ、冷ましながらチビリチビリ飲む。

飲み頃の温度は人それぞれで。

温かい湯が内臓に浸みて、呼吸がフーと深くなる。
体に血が巡ると、じんわりと肌が湿り気をおびる。
スーッと涼しくなる。気持ちも落ち着く。

  • また前の晩に魔法瓶に入れて、朝にコップ1杯。

すきっと目が覚める
トイレにすぐ行きたくなる。
さあ、やるぞと元気が出る。

これを一日何度か飲むと、
猛暑を切り抜ける力が生まれるんです。

 白湯。お試しあれ。

成田和子著・「食こそ最高の薬になる」
(P89に作り方や効能など)