今年も桜が咲いてくれましたね。
行ってきました。夜ざくら見物へ。

 枝いっぱいの 。 
ひとつひとつが、
まるでぽんぽん玉のように、
ふっくらと咲いて、
笑いかけています。

 4月12日、かかと落とし講座のあと、川沿いに
樹齢50年の桜が並ぶ野川へ、講師の成田さんと共に
夜桜見物に行ってきました。

 一日限りのライトアップです。人混みに押されながら、
まるで動く歩道のように、いつの間にか
満開の桜の中にすっぽり包まれてしまいました。

 

ふと見まわすと、一帯は桜の競演でした。

 

 

風にゆさゆさ揺れる花びら、
  玉になってこぼれる花びら。

    芝に敷きつめられた桜の花びら。

 

 対岸では、桜の花が、風にゆられ夜空に舞い、
散った花びらは、吹雪になって川面に重なり流れていく。

 一枚の花びらはこんなに小さいのに、いろんな風情を見せて
場面、場面を楽しませてくれます。

  可愛さと、はかなさと、妖艶さと、どの姿も美しい。

 

 あ、枝のない幹からも、玉なりに桜が咲いている。
幹から直接咲いている桜は、枝打ちされて、咲く場所を
なくした桜だそうです。

人の都合で切られてしまったのね? 本当は枝で、
咲き誇りたかったでしょうに。

     本当にごめんなさい・・・。

 

 花散らしの雨という言葉がありますが、強い風や雨で、
桜が散るのではなくて、“その時” を待って、
一斉に散るのだと成田さんは言います。

  そうだったんだ。命を精一杯に全うするその姿に、
その健気さに、また心がジーンとなります。

 一枚の花びらはこんなにはかなげなのに、その一生は
なんて強くてしなやかなのでしょう。


 昔の人は、花見のための衣装を「花衣」と呼んでいたとか。
きっと桜を愛でることは、ことの他の歓びだったことでしょう。

 その風習は現代人の私たちも伝わって、この季節に、
桜を話題に しない人はないくらい、桜は永遠の歓びなのでしょう 。

 

・・ 季節に応じた乗りこし方は成田さんにお任せして。
桜がおわり初夏を迎える5月。かかと落とし講座は5月16日です。
みなさんのご参加をお待ちしてます。(^-^ )。

( ゆうわスタッフ・中川 )

 やいや、やいや! 花守のシュロ。