この本が2月22日に発売されます。
私は35年余り食事改善のアドバイスを続けてきました。
いったい何人のからだの不調相談を受けたでしょう。
一人ひとりの食事献立から食事の偏りを見つけて、アドバイスし続けたその積み重ねが、「食べる物すべてがからだに影響する」という事実の立証になりました。
じつに不調を抱える人の80%が「食べ物を毒に変えていた」のです。
「食は薬」なんです。この本から薬になる食べ方を見つけてください。きっと目から鱗ですから。
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さてクイズです。動物と植物の違いはなんでしょう?
この質問をすると答えられる人は、なんと20%です!
ん?って止まっちゃう。けど子供はスンナリ答えます。
答えは⇒植物は動けない・・です。
あるとき私は、氷雨で凍りそうな寒さの中に咲く花を見て、辛くてもこの場所で頑張ろうと自分に誓ったことがありました。
植物は雨も風も日照りも、害虫にも逃げられません。
そこで耐えるしかないから、植物に自己防衛作用が生まれました。
自己防衛作用とは、苦難に打ち勝つ力。栄養学で言えばファイトケミカルです。
ポリフェノール・レシチン・リコピン・カロチン・サポニンなどがそうですね。
これらはからだを錆させない抗酸化物質です。
前田浩博士は野菜の抗酸化物質に着目しました。
制癌剤を開発しノーベル賞候補にもなった方ですが、体に副作用のない薬を研究をするうちに、何より癌にならなければいいんだと、癌を発症しない生き物を探しました。
しかしどれも癌になる。でも植物だけは癌にならない。
そこをさらに追及して、博士は植物の自己防衛作用である抗酸化物質を発見しました。
研究が評価されハーバード大学に招聘、そこで植物の抗酸化物質を抽出します。
ところがどんなに粉砕しても微粒子にしても、その物質を取り巻く固い殻は壊れません。
だから野菜を食べても有効物質はからだを通過してしまうのです。
ですが、5分も火を入れれば固い細胞膜が溶けだすことが分かりました。
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そこで博士はなんと、野菜を煮てスープにする方法を提唱しはじめたのです。
私は感動しました。医師なのに薬でなく、誰でもすぐ作れる野菜スープにするなんて!
じつは私が長年、相談者に勧めているのが野菜スープです。
人によって食べるべき食材はそれぞれですが、野菜スープだけはどなたにもお勧めできたのです。
博士は私が35年もそれを続けたことに関心を持たれ、対談をご承知いただきました。
その中で農学研究の道から医学に向かったこと、植物に関心が深かったことをお話し下さいました。
にこやかな表情でのお話に、人格者という言葉がピッタリな博士だからこそ、誰でも日常に使える野菜スープの発想に至ったのだと、私は深く感じいったのでした。
その記事がこの本、「食こそ最高の薬になる」に掲載されています。
あとがきには、私の暮らしや講座をずっとお付合いいただいた内科の牛山先生が執筆して下さいました。
そうした医学的根拠で、誰でもできる野菜を丸ごと煮込む『まるごと野菜スープ』が裏打ちされています。
どうぞ安心して、毎日の「食」を「薬」としてお使いください。
発酵塩豆腐や発酵塩納豆、発酵塩トマトなど、超簡単な発酵食品もご紹介しています。
これはトマトに塩を加えて発酵させた発酵塩トマト。旨味がおどろくほどありますよ。
2月22日お近くの本屋さんでぜひご覧になってください。
Amazonならすぐ予約できます。(⌒∇⌒)
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