昨日は「黄麹菌」が他の微生物と共生する、日本にしかない菌だというお話をしました。
で、「黄麹菌」って、いったいなんなんでしょう?
縄文遺跡から、どんぐりを原料にした味噌、「縄文みそ」が発掘されています。その菌が「黄麹菌」。
なんとそんなに昔から、日本の風土に漂っていた菌なのです。
この風土に漂っている・・のを利用したのが、お馴染みの醤油や味噌や、ぬか漬けです。
他の国にも醤油や味噌や漬物はありますが、日本のこの菌だけは、毒を排泄しないで旨味のみを作り出すありがたい仲間です。
なんの仲間か?・・、
もちろん。腸内細菌ですよ!
私たちのお腹の中はお爺ちゃん、ひいお爺ちゃん、もっと昔から「黄麹菌」の住処なんです。
というわけで、空中に漂っているから、うそでしょ、というくらい簡単にできちゃう、発酵食品をご紹介。
そのナンバーワンが、【発酵塩豆腐】
お豆腐1丁に、塩大匙1/2を、6面全部に塗りたくる。
それをタッパーに、蓋をして冷蔵庫に保存。
ソレダケ!
1日目、豆腐から水が出たら、水を捨ててまた冷蔵庫へ。
3日から2週間くらいまで食べられます。
毎日旨味が増すのを楽しんでくださいね。
写真は10日目の発酵塩豆腐。
お皿に盛って、紅ショウガを添えました。
一口食べると、
「お酒が飲みたい」って、みんな言います。(^▽^)/
お皿の添えた卵は、ゆで卵を味噌でまぶして、ラップに包んで一晩寝かせた物。
煮卵もおいしいけど、味噌と卵も合いますよ。
こんな、サッと料理で、腸内細菌が免疫力をつけるんだから、やらない手はないでしょ?
あ、一つ注意してほしいのは、塩の量。
塩はコレ以上減らさないでね。お豆腐がヌルヌルしてきちゃうから。
(そうなっても、ヌメリを水で流して、味噌汁など火を入れれば大丈夫です)
こんな意外な発見で、
コロナ緊急事態を、楽しく元気に過ごして下さいね?