自律神経は、血管収縮やホルモンの分泌、諸器官の働きや新陳代謝などを
調節することは、以前のブログでもお話しましたね。

それにしてもこの冬はほんとに寒かった。
だって東京はお彼岸のお墓参りは、雪で足止めでしたから。

お彼岸の3月21日。満開の白梅と雪の景色。
美しかったけど、梅も寒そうでした。


 そして一転、二日後には桜が開花!!


いつもならイヌフグリが可愛い姿を見せると、梅が匂いたち、

木蓮の白い花がこぼれ、やがて桜が咲くという順序でした。

 


ところがイヌフグリも木蓮も、梅も桜も一挙に大開花。

これは私の育った長野と同じ、北国の冬現象です。

「寒さにめげずがんばって咲いてくれたね。ありがとう」
思わず花々に声をかけてしまいたくなりますね?
私たちの体だって、気温差を乗り越えてくれましたよ。


でも他にも、人間には自律神経が乱れやすい状況がいっぱい。

① 眠りが浅い人(無呼吸やいびき)はレッドカードです。

   
 いびきをかくときは交感神経が活動し、懸命に呼吸しているので、
 「寝ながら運動をしている」のと同じ状態なんですってよ!!


② 姿勢の悪い人。
背中を丸め顏をしかめていると交感神経が優位になります。

 するとストレスホルモンが分泌され、不安や恐怖が起きやすくなるんです。

 


他には、生活リズムが不規則な人。カフェインアルコールを多飲する人。

日光を浴びる機会の少ない人も自律神経が乱れます。

         甘い物好きな人もですよ!!

理由1)空腹のとき糖質を摂ると、血糖値が急激に上下し不安物質が過剰に分泌され、
それを抑えようとセロトニン(幸せ物質)が出る。と気分が上下するため、
神経伝達が混乱してしまうんです。

理由2)糖を代謝するときVB群を大量に消費。VB群が不足すると疲労物質や
不安物質を抑える脳内伝達物質が十分に分泌されず、「重~い」「だる~い」
となっちゃうんです。

 

     でも安心して下さい。\(^-^ )♪

 自律神経を活性させる暮らし方 は、けっこう簡単なんですよ♪

・笑顔をつくる ・歌を歌う ・庭仕事をする
・リラックス音楽を聴く(オルゴールの音がかなりいい。CDの音ではダメ)

これくらいなら毎日でも続きますね?
でももうちょっと努力できるなら、方法はまだありま~す。

・目を温める= 
  
ホットタオルを目に5分乗せる。または手の平で10分目を包む。
・日光を浴びる= 
  
朝10時までの光を10分以上浴びる(手の平だけでも)
・白湯を飲む= 
  
鉄瓶や厚手の鍋で湯を沸かし、湧いたら蓋を取り10分弱火。
  魔法瓶などで保温して、朝起き抜けや気が落着かないときに飲む。
・爪の生え際をもむ=
  
手の指(井穴…セイケツ)を10~20分揉む。
  (薬指だけは交感神経なので、揉むとシャキッとする)
・深く長い息をする=
  
おなかを凹ませて充分に息を吐き出し、自然に吸う、を繰り返す。

 

    そして頑張ったら…、スイーツ!

       大丈夫、神経に効くご褒美です。\(^-^ )♪

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎ 飲み物→甘酒+豆乳のドリンク

・甘酒は保存料の入っていないもの、豆乳は無調整のものを使います。
 鍋に甘酒80cc+豆乳120ccを入れ、沸騰しないようにほんのり温かい
 程度で火を止めます。(50℃)

 甘酒の割合が多いほど、甘くなります。

 

◎ 豆腐プリン

・塩豆腐(絹ごし)+レモネード+柑橘ママレード+塩ヨーグルト+98%カカオチョコ
 絹ごし豆腐に塩をまぶして保存した塩豆腐の上から、レモネードを注ぎ、
 塩ヨーグルトを乗せて、上にママレードと98%カカオのチョコを乗せます。

*レモネード
(レモン1個の輪切りに蜂蜜を注いで1晩置いて出た汁)または蜂蜜にレモン汁を加えても可。
*ママレード
(甘夏柑+レモン+金柑の皮を、蜂蜜と塩麹で煮た物)

スイーツはほんとうに気分を優しくします。それに加えた脳の効用。
うれしくなっちゃいますね!

柑橘の皮の効能は、ブログ「長い冬を抜け春へ行こう」に詳しく。
そしてご存知カカオには、脳の栄養といわれる「BDNF」に働きかけ、
認知機能を高める効果があります。

 

   自律神経に良い食事たちも、いっぱいありますよ!

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◎ 枝豆としじみご飯

春は肝臓が頑張る季節、そして肝臓にはシジミが定説。
肝臓に効く訳は、肝臓の細胞の再生を補助するタウリンや、
肝機能を高めるVB1・B2、肝臓で有害な毒素を無害化するオルチニン。
細胞の増殖を助けるカルシウムなどが含まれているからです。
シジミ料理はこちらにも→(今年の冬は極寒


そこに加えたのが枝豆。枝豆ってすごく栄養豊富なんです。

良質なタンパク質、イソフラボン・ビタミン・カルシウム・鉄分・食物繊維。
そして大豆にはないVcは、副腎皮質ホルモンの合成に不可欠だし、Vaは血液循環に。
肝臓に良いオルニチンは、シジミにもこの枝豆にもあるんですよ!
そして、痴ほう症の予防に脚光を浴びている葉酸もタップリ。

注)ただし消化が悪いので食べ過ぎは禁物、ビールのお供よりも、ご飯に入れるくらいで十分。

 

◎ 筍とワカメのさっと煮

筍って、春の芽吹きの勢いを一番感じる食べ物じゃないかしら?
その効能を知れば納得。チロシンが疲労回復やストレスの緩和、脳を活性化してやる気や集中力を高めてくれるんです。
そして甲状腺ホルモンも活性。これが春に向けての代謝や自律神経をコントロールしてくれますよ。

ところで知ってた?! 「異常天候警戒情報」が発令されたよ。 お彼岸から1週間で、24℃も気温上昇したから、 警告がでたんです!! かってなかった異常事態! だから何が起きるか、統計ではわかんないって。


なだれが起きるか!? はたまた作物に異常が出るのか!?

地球も困っています。…じゃあ人間はなにをするのか?


食べる薬・キャベツを食べなさい!

・身近で手軽なキャベツだが薬膳では薬とされ、平性(季節を問わず使える)。
・肝と胃系に効き、湿熱を清め、できものや塊を除く効果がある。

 また腎の働きを回復・虚弱を改善・生理機能を高める。
・栄養的にはビタミンCUK(Uは抗潰瘍・Kは骨の形成)、カルシウムも多い。

 生で食べるか、煮た場合はスープも共に飲むと滋養が高まります。


   結論を言えば、春には春の物を。 そしてなるべく丸ごと食べる工夫を、 …ということかな?

では、身体も心も弾む春をお過ごしくださいね。\(^-^ ) ♪