NHKスペシャル「人体」(2018年1月7日放映)で、
【骨は、体のネットワークの重要な位置にいる】
と報告されていました。

固いはずの骨の中はネットみたいで、そこに骨細胞が詰まっています。

   骨の断面           そこに骨細胞

     

この骨細胞の一つ一つが、全身に信号を発します。


骨は5~7年の間に新しくなるのですが、

子供が成長するのも、私たちが歩いたり動いたりできるのも、
骨細胞が発する情報が元になっています。

「骨を壊せ~」 「新しく作れ~」
「もう充分。作らなくていいよ~」
などと、そこに相応しい指令を送ってくれるからなんですって。

それだけじゃないよ。

記憶力・免疫力・筋力・精力のアップ
のコントロールも、
骨からの情報で動くというんです。

人間の骨は全体で200本、
   それらすべてが情報を発信します。

 

情報発信の伝達役は、“オステオカルシン”というホルモンなんですが、
それが有ると無いとでは大違いという実験結果もありました。

これはオステオカルシンの“有るマウス”と“無いマウス”の
記憶力調査の表で、
水の中に入れたマウスが、
真ん中の島まで泳ぎ着く時間を表わしたものです。

オステオカルシンの無いマウスは、何回やっても
経験値ができなくて、
同じ時間がかかりました。
それに比べ、オステオカルシンが有るマウスは、
三回目にはすぐ島に泳ぎ着いたのです。

複数のマウスで実験しても、同じ結果でした。
二種のマウスの脳を見ると、記憶に働く海馬の
大きさがやっぱり違っていました。

    上達マウスの海馬     失敗マウスの海馬
 

 

『あ~私、オステオカルシンないかもぉ』
と思ったあなた、大丈夫ですよ。(^-^)

“かかと落とし”があるじゃないですか?

“かかと落とし”をして、骨に刺激を与えると、
骨細胞君はパッと目覚めて、
「骨を丈夫にしろ~」「記憶しろ~」
と騒いでくれます。^^

こんな例が紹介されてました。

ある国の有名な自転車選手が、
些細な転倒で骨折をしたそうです。

数々の競技で優勝している24才の青年の骨密度は、
なんと80才でした。

彼は8才のときから訓練を積んだアスリート。
誰もが、その数値をいぶかりました。

なんとその理由に驚きます。

彼は自転車競技のために、不必要な筋肉をつけないよう、
ほとんど足を地に付けていなかったのでした。 

そこで彼は、踵に衝撃を与えるジャンプのリハビリをして1年、
やっと50代の骨量になったそうです。
(週6日のランニングで骨量は63%増すのに、
自転車のみだと19%増えるのみ)

 

   あ~、その選手に、“かかと落とし”を
           教えてあげたいですよねぇ?
   

   だって、“かかと落とし”は、
   体重の3倍の重力がかかるから、
            ジョキングよりも効果的!
   と、NHK「ためしてガッテン」で報告されてましたから。

 

そうそう、“かかと落とし”効果でもう一つご報告があるんです。

 

 

 

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