暑い! でも天気の愚痴は言うな…、と昔の人は戒めます。
確かに言ってどうなるものでもないけれど、年々激しくなる気象状況に、
つい愚痴ってしまいますよね?

みなさんは、この暑さ、どうしのいでますか?
ゆうわ生活の7月講座は、夏を楽しむ生活法を体験しました。

 

【夏こそ・リラクゼーション】~夏の過ごし方はインドに聞け!〜

 

日本の夏もインドに似てきました。南タミールはインドの中でも
高温多湿の地域ですが、冷房は高級ホテル以外ない! 
真夏の4~6月は40℃以上で、濡れたシーツを体に巻いて寝ても、
すぐに渇いてしまうんですって。
さすがに私たちはその時期を避けて行ったのですが、やっぱり暑い。
食事はすべてよく煮込んだカレーばかり。生野菜もなく水も飲まない、
氷なんてどこを探しても見当たりません。
それなのにインドへ何度行っても、夏バテはしなかったんです。

そこで、講座では、インドの夏の過ごし方を真似てみました。

 

 

1. 家の中に太陽光を入れない


インドの家はまずアプローチが1mくらいあって、そして玄関。

だからここでもう遮光、断熱されています。
壁の厚さは20cmほどもあって窓は小さい。つまり外の熱を
室内に入れない工夫です。そう、日本の土蔵と同じですね?

それに習って日本の夏のしつらえをしました。
窓にスダレ、藤の衝立で透け感を出し、六角テーブルには、
白い花を縦長に活けました。そして井草の敷物を縦長に置いて、
流れと広がりを見せます。これぜんぶ涼を演出する手段です。

夏のしつらえ画像

 

 

2.室内に風を通す


扇風機を窓辺と出口に、対角線上に置いて、部屋に風を回します。

 

 

3.白湯を飲む

鉄瓶、茶せん、どんぶり画像

鉄瓶に茶せんを見た参加者はびっくり。
「えっ、茶の湯やるんですかぁ?」

イエイエ、これは人体実験です。(ヒエェ~)
まずは次の三種を次々に口に含み、そして飲んで下さい。

①水を飲む
②鉄瓶で沸騰させたお湯を飲む
③45~50℃に冷ました白湯を飲む
 
参加者の反応は全員同じでした。
「こんなに胃の中で違うなんて」
「体にこんなに変化があるなんて‥」

これは③を飲んだ後の感想。
「おいしい」とみなさんがそっとつぶやきました。

この写真は、お湯を冷ますための丼と茶せん。
そこに渡したのが温度計です。(笑)

正しい白湯の作り方は、お湯が沸騰したら蓋を開けて
5分ほど弱火で空気を入れながらブクブクさせます。
その後、他の器に入れるなどして、45~50℃に冷まします。

この5℃の温度差はおいしい基準の範囲。季節や体調によって
変わるから不思議です。この日は47℃が好評でした。

暑い日は、冷たい水がおいしいと思うでしょう?
でも胃と体中が喜ぶのは、そうじゃなかった!!

「おいしい」というのはね、味じゃないんです。胃や体の中が
喜んでいるとき、吐息とともに出る言葉なんですよ!

ネッ なぜ「ゆうわ生活」が白湯を勧めるのか、
分かったでしょ?

(`^´) ドヤッ!

 

 

4.腸をいたわる

腸をいたわる料理画像

たぶんコレ、国民の大部分が食べたことのない味です。フフ
(ヒント:発酵食品×3 スイーツではありません)
正解が知りたい方はコメント欄に、お問い合わせ下さいね。

  
胡瓜と自家製味噌画像
   
そして胡瓜の塩漬けに自家製味噌を添えて。
これらは体の熱を放出するものばかり。
夏バテはスタミナ不足じゃなく、消化器の弱りなんです。
だから腸内細菌の好物、白湯と発酵食品を食べてあげて下さいね?

 

 

5.無言でリラックスして過ごす


南インドでは伝承医学のアーユルベーダが健在です。

そこでは夏の盛りには、“話すことをやめる” のも健康法です。
話していると吐く息ばかりで、深い呼吸をしなくなるため、
肺に熱がこもって、夏バテしてしまうからです。

“心頭を滅却すれば火もまた涼し” はこの原理だったんですね?
さあ私たちも、昼下がりは目を閉じ深呼吸で、暑さをしのぎましょう。

 

いかがですか?「ゆうわ生活法」は、いつも手軽な方法で元気を作ります。
ぜひご家族でお試しくださいね?